◆PART1(桜花賞終了時のレポート)
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クラシック戦線は現時点で桜花賞まで終了。
今週末に皐月賞を控えているが、本年のクラシックテーマのひとつは
「牡・牝」戦であろう。
再三申し上げている通り、本年末に控えているホープフルSのG1化
これにより2歳G1はこれまでの2戦→3戦となり、
牡・牝G1が1戦→2戦かつ賞金同額となる。
2歳
阪神 (牡・牝)朝日杯FS 1,600M (1着賞金7,000万)
中山 (牡・牝)ホープフルS 2,000M (1着賞金7,000万)
↓
3歳
阪神マイル チューリップ賞→桜花賞
中山2,000 弥生賞→皐月賞
クラシックルート(ステップ戦)でみれば、これら各2戦が同場同距離戦となるが
別定戦を加えれば、アーリントンCに京成杯も加わる事となる。
古馬戦では春季中距離G1の充実を謳い、先日施行された大阪杯がG1化されたが
結果は年度代表馬キタサンブラックの勝利を幕を閉じる。
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当然ながら「牡・牝」戦頂点戦はダービーであるが、ダービー以降施行では
「神戸新聞杯」「菊花賞」が該当する。
昨年のグランプリでは当該年、神戸新聞杯→菊花賞連覇のサトノダイヤモンドと
前年菊花賞馬キタサンブラックで幕を閉じた。
ダービーまでの「牡・牝」戦は・・・2歳戦では朝日杯FSを筆頭にホープフルS
そして3歳戦で、スプリングS、皐月賞、ニュージーランドT、NHKマイルCとなる。
昨年はホープフルS2着馬ロードクエストがスプリングS3着後にダービー2着枠へ。
NHKマイル3着馬レインボーラインが菊花賞2着馬となった。
本年消化済の芝G1では・・・
高松宮記念
1着同 レッドアリオン(ニュージーランドT2着)
2着 レッツゴードンキ(桜花賞1着)
大阪杯
1着 キタサンブラック(菊花賞1着)
3着 ヤマカツエース(ニュージーランドT1着)
桜花賞
2着 リスグラシュー(阪神JF2着)
3着 ソウルスターリング(阪神JF1着)
古馬戦では3歳世代までしか経験できない「牡・牝」重賞においての賞金加算歴馬が
馬券対象の一角を占め、スプリント・マイル戦では阪神マイルG1での加算歴馬を起用している。
今回の皐月賞も、牡・牝G1頂点戦ダービーの最重要ステップ戦という点においても
大阪杯の結果からも、この「牡・牝」重賞歴を馬券対象内でどのように起用するのか、の
見極めが重要であろう。
そして、2歳最初(昨年は唯一の)牡・牝G1において史上初めて「牝馬」に1番人気をとらせ
今回の3歳最初の牡・牝G1皐月賞もフラワーC馬ファンディーナが1番人気を獲得することが予想されている。
ことダービーに関しては、皐月賞ステップ戦で唯一の牡・牝戦となるスプリングSの結果。
1着 ウインブライト 5回中山5日ひいらぎ賞2着
2着 アウトライナーズ 5回中山5日ひいらぎ賞1着
5回5日に開催された500万条件「ひいらぎ賞」の着順入替となったが
この開催日は・・・同日、朝日杯FSが施行され以前の中山開催時のメインレースは
その朝日杯FSであったが、同日施行の「マイル戦」として何かの役目があると思うのは気のせいか?
朝日杯FS、皐月賞(予定)での牝馬1番人気・・・この事が物語るのは・・・常々申し上げている
「牝馬は目印」という点から、来年度の番組上に誕生するこの両G1馬に注目、というメッセージであろう。
その前年にあたる年度・・・本年限りの「唯一の牡・牝G1」馬として登場するサトノアレス。
来年の皐月賞時には番組上2頭(朝日杯FS/ホープフルS)存在する。
ダービーから逆算してもらいたい。
◆牡・牝G1戦
ダービー
NHKマイルC→1着(牝)メジャーエンブレム
皐月賞→1着同枠リオンディーズ
(ホープフルS)
朝日杯FS
ダービーに至るまでこれまではデビュー後、4戦となっていた牡・牝G1であるが
来年よりホープフルSを含め5戦となる。
昨年は皐月賞1着枠に朝日杯FS馬配置、NHKマイルCは阪神JF牝馬で棚上げ。
ホープフルSG2化以降、ホープフルS覇者(ハートレー、シャイングレイ)が皐月賞まで
駒を進めたことはなく、G2最終年の本年にようやくレイデオロ登場となる。
桜花賞でも挙げた「新潟」歴有無であるが、皐月賞、ダービーにおいては
どのように起用するか、そしてもう1点毎年申し上げている「ダービー1着枠」での
必須条件=「皐月賞1着枠」にも通じるが今年も当然ながら該当馬出走となり
皐月賞、ダービーとも1着枠はここから出る。
※必須条件は例年ダービー時会員の方はご存知かと思う。
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